プライバシーを守りながらFacebookを使うコツ

Facebookによるユーザーの個人情報収集を最小限にし、プライバシーを最大限守りながらFacebookを使う方法を紹介します。
Facebookからプライバシーを守る方法
Facebookはユーザーの多くの個人情報を収集しています。
自分が知らないところで収集される情報も多いです。
Facebookを使いつつも、できる限りFacebookに情報を収集されないようにする方法を紹介します。
Fcebookのプロフィール欄(基本データ)は埋めない
Facebookの「基本データ」にアクセスすると、勤務先や出身校から政治思想、性的指向まで様々なプロフィール欄が用意されていますが、それらに情報を書き込み、埋めるのはやめましょう。
Facebookはこれらの情報を解析し、新たな友達候補を進めてきたり、広告を配信しています。
そもそも、Facebookに限らず、こうした情報はあまり明らかにすべきではありません。1つ1つは些細な情報でも、全部を合わせると個人を特定するのに十分な情報が得られます(Facebookは元々実名ですが…)。
Facebookに入力している基本データを確認するには、自身のプロフィールを表示して、「基本データ」を選べばOK。必要に応じて編集しましょう。もちろんオススメは全て削除してしまうことです。
ちなみに、後から編集できるとはいえ、Facebookは一度入力したデータは削除されても保存しているので、できる限り最初から基本データには何も書き込まないほうが良いでしょう。
サードパーティのアプリ、ウェブサイトと連携しない
Facebookを安全に使うためには、できる限りサードパーティのアプリやウェブサイトと連携しないようにしましょう。
かつて、Facebookのユーザーデータを不正に利用したとして問題になったケンブリッジ・アナリティカによるデータ収集もサードパーティのアプリから進められたものです。
Facebookとアプリやウェブサイトを連携すると、連携したアプリ、ウェブサイトにFacebookに登録した情報が提供されます。
これを防ぐためには、当然ながら無闇にFacebookとの連携をしないことです。
また、すでに連携してしまったアプリ、ウェブサイトに関してはウェブ上のFacebookで「設定」を選び、「アプリとウェブサイト」を選びましょう。
そのページで、連携を削除することができます。
ただし、連携を解除しても、すでにいままで連携して共有されてた個人情報を取り消すことはできません。
ですので、アプリ、ウェブサイトとの連携はできる限り最初から行わないのが望ましいです。
スマフォのアクセス権限を見直す
FacebookがスマフォのFacebookアプリを使って、ユーザーの会話を盗聴しているのではないか?という疑惑は度々登場します。
ピータース上院議員は「多くの選挙民が私のところに来て、友人と電話ではなく会って話しただけなのに、直後にその内容に関する広告がFacebook上に表示されるようになったと訴えている。彼らはフェイスブックがモバイルデバイスから集めた音声を分析してターゲティング広告をしているのではないかと疑っている。本当にそうか、イエスかノーで答えてほしい」とザッカーバーグCEOを追及した。
この質問に対してザッカーバーグCEOは、「上院議員は当社がマイクを使って個人情報を集めているという『陰謀論』についてご質問なさっているのですか?」と確認したうえで、「やっていません」と答えた。
引用元:日経 xTECH
この手の疑惑に怯えないようにするためには、スマートフォンのFacebookアプリにできる限り権限を与えないようにしましょう。
Facebookアプリを使っていると、しばしばカメラやマイク、写真アプリへのアクセスを求めてきますが、許可はしないように。
すでに許可してしまった場合は取り消しましょう。
そうすれば、「フェイスブックがユーザーの会話を盗聴している」というニュースが報じられた時も安心です。
コンテンツブロッカーを活用する
コンテンツブロッカー(アドブロッカーなど)を利用し、Facebookが自分のウェブ上での行動を追跡できないようにブロックしましょう。
コンテンツブロッカーには様々な種類がありますが、オススメは元Googleのエンジニアが開発した「Disconnect」です。
PC版はGoogle ChromeやFirefox向けの拡張機能として、スマフォ版はiOSやAndroidのアプリとして提供されています。
ログインせずにFacebookを使う
Facebookは会員制のSNSですが、ログインせずに使うこともできます。
あらゆる通知をメールで受け取る設定にしておけば、Facebookのいいねからコメントまであらゆる更新情報をメールで知ることができます。
まとめ
もちろんFacebookからプライバシーを守る理想は、Facebookアカウントを作らず、一切使わないことです。
ですが、仕事の連絡やサービスの利用でFacebook(Massanger)を使わざるを得ない方もいるので、それは難しいでしょう。
そのような場合は、今回紹介した方法を実践することが大切です。
インターネット時代には多少のプライバシーの侵害は仕方がない…などと思わないでください。
それはFacebookやGoogleなど、プライバシーを蔑ろにする側の主張です。