玉ねぎを切るとき、涙が出ないようにする12の方法

玉ねぎを切るとき、鼻や目が刺激され、目がしみたり涙が出たりする事ありますよね。
玉ねぎの刺激を弱め、玉ねぎを切るときに涙が出ない方法を紹介します。
玉ねぎを切ると涙が出る理由
玉ねぎは皮を剥いただけ、さっと切っただけでは、それほど強い刺激はありません。
しかし、みじん切りにしたり、すりつぶしたりすると、急に強い刺激のあるにおいが出ます。
これは玉ねぎの細胞の中から硫化アリルがでてくるためです。
この硫化アリルという物質が玉ねぎを切る時の涙の原因です。
玉ねぎを包丁などで切ると、玉ねぎの細胞が壊れ、中にある物質(アミノ酸や酵素の一種)が混ざり合って反応して、硫化アリルができます。
これが蒸発して鼻や目の粘膜を刺激すると、身体が神経粘膜を守るため、涙を出して硫化アリルを洗い流そうとします。
玉ねぎを切るときの涙を抑える方法
玉ねぎを切る時は、硫化アリルの発生を抑えるか、硫化アリルから鼻や目を守る事で、刺激からの涙を防ぐ事ができます。
素早く切る、即終わらせる
そもそも涙が出る前に玉ねぎのカットを終わらせてしまえば問題ありません。
玉ねぎはみじん切りなどにせず、皮を剥いてざっくり切るだけならほとんど刺激はないので、料理によってはサッと素早く料理するのが手軽で簡単な涙対策です。
玉ねぎを冷やす
玉ねぎを冷蔵庫で30分~60分ほど冷やすか、氷水で冷やしてから切ると、硫化アリルの気化を抑えることができ、涙が出にくくなります。
ちなみに、玉ねぎではなく、包丁の方を冷やしてもある程度の効果があります。
とても簡単な方法でオススメですが、事前に準備が必要なのがデメリットです。
玉ねぎを常温で保管している人にはネックになるでしょう。
玉ねぎを温める
玉ねぎを冷やすのとは逆に、玉ねぎを温めても涙を抑える効果があります。
玉ねぎを温めることによって硫化アリルが気化して弱まり、涙が出にくくなるためです。
やり方は、皮をむく前に、20秒ほどレンジで温めてから切ればOK。
冷やすのよりも時間がかからずお手軽です。
玉ねぎを水にさらす
調理のときに玉ねぎを水にさらすと、原因となる硫化アリルが水に溶け、洗い流されるため、空中に飛び散る硫化アリルが減り、涙が出にくくなります。
まな板を濡らしておいてもある程度の効果が出ます。
よく研いだ包丁で切る
良く研いだ切れ味の良い包丁を使うと、玉ねぎの細胞をあまり壊さずに切ることができるので、涙の原因である硫化アリルが出にくくなる効果があります。
逆に切れにくい包丁ほど涙が出やすいです。
ただこれは、一般家庭ではハードルが高めですかね…
縦に切る
輪切りにするより、繊維に沿って切った方が効果的です。
割り箸を口にくわえながら切る
口に何かと加えている事で、口が乾き、唾液が分泌されます。
唾液が分泌されると、涙が出ません。
上あごに舌をつける
タマネギを切っている間、上あごに舌をつけていると、唾液が分泌されやすくなり、涙が出ないとも言われています。
しかし、実際にコツを掴まないと実践しづらいのがデメリット。
口呼吸をする
硫化アリルは鼻から入って奥まで侵入し、目に刺激を与えます。
ですので、最初から鼻で呼吸をせず、鼻に硫化アリルを入れない事で刺激を防げます。
空気の流れを作る(換気する)
扇風機や換気扇を使い、硫化アリルが風で流されるようにしましょう。
料理中に換気扇を回したり、窓を開けるのは珍しいことではないのでカンタンでオススメです。
鼻に詰め物をする
玉ねぎの刺激の元である硫化アリルは、鼻から入り、鼻の奥につながっている目の粘膜まで侵入し刺激してきます。
なので、鼻をティッシュなどで栓をすることで目の刺激を抑えることができます。
鼻に詰め物をするので、ちゃんと口から呼吸できるようにしましょう。
目を保護する
硫化アリルから目を完全に保護するのも簡単で良い手段です。
ゴーグルやメガネなどを使い、目を完全ガード。
玉ねぎの硫化アリルの影響を防ぐ事ができ、涙も出なくなります。
さらに、鼻の詰め物と合わせて完全防備すれば安心です。
まとめ
玉ねぎを切った時の刺激は辛いものですが、対策はたくさんあります。
いずれの方法も個人差があるので、自分にあったものを実践して、玉ねぎを快適に料理しましょう。
中でも、目や鼻をガードする方法は確実性が高く、玉ねぎ自体には一切影響を与えず、料理の邪魔をしないのでオススメです。