SNSの乗っ取りを防ぐための10の対策

TwitterやInstagram、LINEなどのSNSのアカウントが悪意あるハッカーなどに乗っ取られないようにセキュリティを高める方法を解説します。
SNSの乗っ取り対策
TwitterやInstagram、LINEなどのSNSを安全に使うための非常に基本的な方法を紹介します。
カンタンなパスワードを使わない
パスワードが「Password」とか「abcdefg」の様に簡単なのは論外です。鍵穴に鍵をさしたまま家を出る様なものです。
最低でも英字と数字を混ぜましょう。
パスワードジェネレーターを使えば、英字 (大文字・小文字)、数字、記号を混ぜた複雑なパスワードを簡単に生成できるので、そのようなサービスを使うといいでしょう。
パスワードの使い回しはしない
基本中の基本です。
複数のサービスでパスワードを使いまわさないようにしましょう。複数のサービスでパスワードを使っていると、何か一つパスワードが漏れた際、芋づる式にアカウントが乗っ取られてしまいます。
特に、TwitterやFacebookなど、利用していることが明らかなサービスは標的にされやすいので注意しましょう。
ブラウザにパスワードを保存しない
パスワードをブラウザに保存すると、ログインするとき便利です。
しかし、過去にはOperaに保存したパスワードの一部がハッキングされた事件がありました。
アカウントは二段階認証で
アカウントは電話認証やSMS認証などの二段階認証を設定しましょう。
電話認証やSMS認証を導入するだけでアカウントが乗っ取られるリスクが大幅に下がります。
最近では、Google、Twitter、Instagram、Amazonなど有名なサービスはなんでも二段階認証に対応しているので、ぜひ設定しましょう。
むやみにアプリを連携しない
むやみにアプリ連携をするのはやめましょう。
特にTwitterはサードパーティ製のツールが多いですし、Facebookはソーシャルログインによく使われます。
アプリ認証は信頼できるものだけにとどめ、定期的に使わないサイトやアプリの認証は解除しましょう。
機器を買い替えた際は連携解除
スマートフォンやパソコンを買い替えたり、誰かに貸す際はウェブサービス関連のデータを一度消しておきましょう。
特に最近ではiCloudのように複数の端末を一つのアカウントに紐付けるサービスも多くあります。
自分が使っていないデバイスに勝手に写真やメモなどのデータが同期されたら怖いですよね。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスを処分したり、長く使わない場合は、デバイスに保存したIDやパスワードは消去し、ウェブサービスの管理画面から認証や連携を取り消しましょう。
使わなくなったサービスは退会する
使わなくなったサービスは定期的に見直し、退会しましょう。
使わなくなったサービスは問題が起こっても気づき辛いですし、場合によってはそもそも自分がそのアカウントを持っていることすら忘れている可能性もあります。
それでは最悪、自分が知らない間に自分の名前で色々な悪さをされてしまいます。特にAmazonなど、自分の個人情報を多く入力しているサービスでは危険ですよね。
使わなくなったサービスは退会するか、個人情報などのデータを削除し、定期的に確認するなどの対策をしましょう。
ログイン履歴を確認する
Googleアカウントなど、多くのウェブサービスでは普段利用していない端末やブラウザからログインすると、メールに通知が送られます。
そうした通知を見逃さないようにしましょう。
ログインの通知メールやアクティビティログなどのログイン履歴を定期的に確認し、自分以外の人間がアカウントにログインしていないか、ログインを試みているものがいないか確認しましょう。
フィッシングメールに注意する
ログイン情報を盗むために、各種サービスを偽造したフィッシングメールによる被害も多くあります。
ウェブサービスからメールが来た場合は、送信元のメールアドレスを確認し、それが本当に本物のメールなのかチェックしましょう。
また、パスワード変更などで、メールからログインページに移動した場合は、そのログインページが本物なのか、URLをしっかりチェックしましょう。
アクセス権を制限する
もしYouTubeやFacebookページなど、会社やグループで管理しているアカウントがあれば、全員のセキュリティ意識の向上を目指しましょう。
代表者やリーダーにのみ、大きな権限を与え、他のユーザーができる操作を制限するのも良い方法です。
また、会社やグループから離れる人が入れば、離れてすぐにその人のアクセス許可を取り消しましょう。
1つのパスワードを共有して利用している場合は、定期的にパスワードを変更し、特に誰かが抜けたときには、そのパスワードをすぐに変更しましょう。
まとめ
クラウドなどのウェブサービスが普及し、以前よりウイルスやマルウェア、乗っ取りなどの危険性が上がっています。
最近でも、海外セレブのプライベート写真が流出したり、日立製作所がマルウェアの被害にあったりしていますよね。
気軽に使えて便利なクラウドサービスですが、アカウントやセキュリティの管理・設定に気をつけ、プライバシーに注意しながら利用しましょう。