Tech Insiderの問題点

米Business Insiderは2015年7月27日、テクノロジー分野に特化したウェブサイト「Tech Insider」を開設しました。

このウェブサイトはBusiness Insiderにとって非常に野心的な試みでしたが、失敗に終わりました。

マイナーな「.io」ドメイン

Tech Insiderは「.io」というドメインを使っていました。

当時のドメインは「http://www.techinsider.io/」です(現在アクセスすると、Insiderのカテゴリー「Tech」にリダイレクトされます)。

多すぎる強敵

Tech Insiderの最大の課題は、ライバルとなるテクノロジー系メディアがあまりにもたくさんあることでした。

有名どころでも、The Verge、The Next Web、Motherboard(Vice)、Popular Mechanics、Mashable、Recode(Vox)、さらに日本でも有名なGizmodoやCNet、Wired、BuzzFeedなど。

このようなレッドオーシャンで抜きん出るのは困難なことです。

専門性に欠けるメディア

Tech Insiderはアプリやガジェット、SNSなどの消費者向けテクノロジーだけでなく、科学、イノベーション、文化など、より幅広い分野をカバーしようという野心を持っていました。

また、Business Insiderの特徴である大げさな見出し(いわゆる「釣りタイトル」)と短い文章というスタイルも引き継がれています。

ウェブメディアなどに関するオンラインマガジンである「Digiday」はTech Insiderについて以下のように記しています。

Business Insiderが新たに立ち上げた技術系サイトは、最先端の情報を扱う出版社とは思えないものでした。

トップページをスクロールすると、テレビの未来についての特集記事や、その年の「ベストデザイン」ガジェットのギャラリー、Twitterがツール・ド・フランスを台無しにしたと訴えるライターの投稿などが目に入る。

Tech Insiderは”純粋なハイテク業界についての記事”を探す場所ではない。

まとめ

Tech InsiderはBusiness Insiderのスピンオフということもあり、非常に大きな規模を誇っていました。

しかし、Tech Insiderの挑戦は虚しくも失敗し、わずか一年ほどで元のウェブサイトであるBusiness Insiderに統合されました。

現在は同社の総合ニュースメディア「Insider」のテックカテゴリとなっています。

Business Insider joins crowded field with new tech website, Tech Insider – Digiday

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